前回の記事で材料の調達までのポイントをお伝えいたしました。
今回ウォリストのDIYで作った机は塗装はしておりませんので組み立て編です。
STEP3:柱を立てて棚板を付ける
天井に突っぱりジャッキを使用してウォリストで棚などを作る時も同様なのですが、作業の手順として大きく2種類があります。
①柱から棚板まですべて寝かせて作り込んでから立てて突っ張る方法
②柱を立ててから調節しながら立てた柱に棚板などを設置する方法
①のメリットとしては寝かせて制作するので、棚板をビス留めするのがとても簡単。また、複数棚板を付けるときにもその間隔を調整するのがとても簡単です。
しかし、①のデメリットは、そもそも大きなものを寝かせて制作するスペースが必要です。狭い部屋ではスペースが確保できないので、他の部屋や屋外で作り込んでから部屋に運び入れる必要があります。
さらに、それなりの大きさになると最後立てる時に一人ではできません。何人かお手伝いできる人がいる場合にしかこの方法は使えません。
では②の方法はどうかというと、メリットとしては比較的省スペースでDIYが可能です。もちろん天井まで突っ張る柱は当然長くなるので、上記のように他の部屋や屋外での制作となっても、パーツでの運び入れになりますのでラクです。しかも柱だけの突っぱりは一人でも可能です。
しかし、デメリットもあります。棚板を付ける時に一人では作業しづらいです。二入いれば棚板の片方を補助として持ってもらって棚板のビス留めの作業が可能ですが、一人では違う方法が必要です。
こういったときは工夫が必要です。
補助で持ってもらう代わりに、何か物に棚板を乗せてビス留めをしてみましょう!
こうすれば補助がなくても棚板をラクに付けられますよ!
今回の机では柱を2×4材2本分、しかし棚板は百科事典や学校の教科書など奥行きが大きめの本でも収納できるように3本分を束ねて作成しました。
通常2本用の棚受金具は2本分の棚板しか支えられないのですが、棚板の束ねる金具を上下2枚、計4枚使用することで丈夫な棚が出来ました。
(上下どちらかの束ねる金具だけでは、束ねる力が弱く曲がってしまいましたが、上下に入れることで1枚板のように扱えました。ただし、上下同じ位置に束ねる金具をつけるとお互いのビスがぶつかってしまいますので少しずらしています)
STEP4:テーブルの板や穴あきボードを付ける
最後のポイントは机の取付けです。
ウォリストの金具は2×4材、もしくは1×4材に合わせて作っているので、もっと大きな板は関係ないと思われそうですが、工夫次第でいろんな方法で使用できます。
まずは机の天板の支えになる部分を柱に取付けます。これはウォリストの金具を使用していません。
そしてその上に天板をつけるのですが、
ウォリストの棚受金具の爪の方を支え側に留めて、フラットの方を天板にビスで固定します。
(固定するビスが天板を貫いてしまわないように、ある程度天板に厚さが必要です。)
柱の方には棚受金具2枚用を使用し、同様に爪を柱側になるように天板を固定しました。
STEP3で棚板を取付けたときにも同じ方法を使っています。
ちなみに、机の天板に2×4材や1×4材を束ねたものを使用しても構わないとは思いますが、束てた天板では溝で完全なフラットではありません。今回は机の上で文字を書いたり勉強できるように別途パイン材を用意しました。
また、穴あきボードは事前に立てた柱の裏側に1×4材を取付けておいたので、そこへビスで固定しました。
ウォリスト机完成!!
どういった方法でもDIYで机や棚を作ることが出来ます。
でも、ウォリストの突っ張りジャッキや金具を使うことでDIYに慣れていない人でも作業がずいぶんラクになったり、作業の効率がよくなったりします。
今回は実際の団地の部屋で一人で作業をすることを想定して作る手順なども工夫してみました。
突っぱりを使わず机の部分だけでも作ることは可能ですし、アイディアしだいでいろんなモノがDIYで作ることができますので、小さいものからでもぜひ挑戦してみてくださいね!
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