ペンキや顔料で戦車や軍モノ風のサビ塗装。フツーにある安いものも一気にカッコよくなるリメイク塗装の塗り方をご紹介します♪
今回は、ホムセンで1000円程度で市販されてるフィールドカートをリメイク。
~寄稿:48tomo(攻める賃貸DIYチーム)
まずはどれがどうなったか?(Before⇒After)
買ったときはこういう感じの何の変哲もないフィールドカート(笑)
上記にヤスリがけ⇒プライマー塗装⇒戦車カーキ色塗装⇒サビ塗装⇒ステンシル⇒仕上げのサビ塗装でこうなります。
まずは下地と戦車カラーの塗装から
初心者でもかっこよく塗れるのが戦車サビ塗装だと思います♪
では手順をざっくりと。
まず車輪をマスキングテープで保護します。後でサビ塗装するのでざっくりでOK。
粗めのヤスリ(#80くらい)で表面にキズつけまくった後、プライマーを塗装します。
(プライマーは透明のものでももちろんOK)
これで一旦、しっかりと乾かします。1日置くのが理想。
ヒートガンで乾かす場合は、溶けないよう注意!笑
プライマーが乾いたら、まずは筆でざくざくーっと戦車のような色カーキ色を塗ります。
(水性マット系塗料であることがポイント!ズバリが無い場合は絵の具のように混ぜて調合してくださいね)
あとでさらに仕上げるので、筆はこのくらいざっくりで大丈夫です。
筆塗りが乾いたら、今度はスポンジにカーキ塗料を取って、ポンポンポンと白いプライマーが出たところを念入りに、色が付いているところは軽く埋めていきます。
こするのではなく、叩くのがポイントです。
車輪の隙間のところは、絵筆に塗料をつけて塗り込んでいきます。
ここは白色部分が見えなくなるまで丁寧に行って下さいね。
戦車カラーが塗れたら次はサビ塗装!
主に使う色は、ミルクペイントなら「ビンテージワイン」「インクブラック」「ハニーマスタード」です。
ビンテージワインは赤サビ、それにハニーマスタードを少し加えると茶サビ、マスタードは水ジミのサビに使います。
黒は弾薬粉の色(笑)←戦車系サビ塗装に意外と大事(笑)
このあたりは絵の具を混ぜる感覚で混ぜながら楽しんで作ってみてください♪
必要な道具は絵筆(コシがある堅めのもの。豚毛とかがいい)、ハケ、スポンジ、スポンジについた塗料を馴染ませるためのパレット代わりの段ボールの切れ端、筆を洗ったり塗料を薄めるお水。
まずはドライブラシで角と隅にサビ塗装
まずはブラウンで全体的にサビさせます。
慣れるまでは、ドライブラシという手法で全体の隅・角をなぞって少しずつ着色していくといいと思います。
ドライブラシは、写真のように筆に塗料を含ませてから、キッチンペーパーなどにカスカスな感じに色が付く程度まで塗料を落として、塗っていく方法です。
プラモデルの塗装とかでよく使われているそうです。
もし塗料が付きすぎたと思ったら、ハケでサッサとなでていけば、キレイにグラデーションになります。
こんな感じで、全体の角という角・隅という隅を狙います。
リアルのサビも角や隅に付きやすいものですので、それを参考にしながら塗るといいと思います。
薄めに塗り重ねていくのがポイントで、薄いなと思ったら、また筆に塗料を取って、余分な塗料を落とし、塗る、この作業を続けます。
ドライブラシだけでつけた茶系のサビはこんな感じです。
ここからさらにサビさせます♪
さらにスポンジで大胆にサビ塗装
今度はもう少し大胆に、スポンジにブラウンを取って、段ボールパレットの上で、くるくるとさせてスポンジに塗料をしっかり染みこませます。
軽く何度もポンポンと叩いて着色。付きすぎた場合やかたまって付いた場合は、スポンジの塗料が付いてない部分でさささっとこすって馴染ませます。
平面のところにも着色を追加してさっきより大胆に着色されました♪
サビ塗装に慣れてきたり、もっとサイズの大きいものはドライブラシは結構大変なので、全部スポンジでポンポン⇒所々馴染ませたりそのままだったり、ってのを行ってもいいと思います。
さらにここからは、アンモボックス(弾薬を入れる箱)風なので、弾薬が付着してる感じを着色します。
軍モノっぽさを発揮する弾薬粉をイメージしたブラック塗装
今度は黒をドライブラシします。
黒はブラウン以上に目立ちますので、結構しっかり落としてください。
弾薬イメージだから、フタと本体の境目あたりを重点的に塗ります。
多分、弾薬出したり入れたりすると一番付くのがココとフタ(手についた弾薬が付く)んじゃないかなーと勝手に想像しています(笑)
黒も大胆にスポンジでポンポンもいっちゃいましょう♪
スポンジで付けるときは、スポンジに塗料を付けたら要らない紙や新聞紙に少しポンポンしてから塗って下さいね。
サビ塗装の第2段階が完成♪
米軍風味増し♪ステンシルでアクセント
ステンシルは何を入れてもいいと思いますが、今回はアンモボックスなので、実際のアンモボックスに付けてみましょう。
ネットでも販売してますし、最近は100円均一にも置いてたりします。
ステンシルは、ペイント用よりも細かいスポンジ(食器用のやつ)を切って使っています。
塗料を付け、これも段ボールパレットでくるくるとスポンジに馴染ませます。
そして、薄く少しずつ優しくポンポンポンポン。。。。
実は筆者は、ステンシルめっちゃ苦手です!!(笑)
けど、無いと締まらないので頑張ります(笑)
ちょっと塗料を馴染ませきれてなくて滲んでしまった件(笑)
よりリアル感を出すための仕上げサビ塗装あれこれ
さて、ここから仕上げです♪
まず、上から乗せたステンシルが浮いてるので、サビを上から重ねて馴染ませていきます。
さて、オーラスです!
水で垂れた新しいサビを作ります。
これ、ポイントで入れるとすっごーくリアルになっていきますよ♪
塗料のハニーマスタードに写真のような色になるよう、少しだけ赤系や黒を混ぜます。
そこに水を足してシャバシャバにします。
シャバシャバのイエローをこんな風に垂らした風に描いて…
ハケで縦にこすると…
こんな風に垂れた新しいサビになります。
これは水加減にもよるので、ハケでこすって消えてしまうようなら重ねて色づけするなどしてみてください。
写真は、1回この工程をやった後に、もう一回同じ所に色を重ねて、数秒おいてからハケでこすりました。
あとは、フタの金具にあたる黒いツマミ(?)と車輪のサビです。
ツマミはマスキングしてなかったので、プライマーが少し付いてしまったため、ハケでブラウンを塗って白を隠しました(笑)
完成ヽ( ・∀・)ノ♡
ふぅーーー♪
ここまでおつきあいありがとうございます♪
戦車サビ塗装による、米軍アンモボックス風のフィールドカート完成ですヽ( ・∀・)ノ
これ、マジでハマりますヽ( ・∀・)ノ
ちょっと飽きちゃった小物のリメイクにももってこいのサビ塗装。
是非マスターしてみてくださいね♪
by 48tomo(攻める賃貸DIYチーム)